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穀物に関する面白い事実

1.国際連合食糧農業機関FAOのデータによると、世界の食糧安全は、たった三種類の穀物-トウモロコシ・米・小麦(かつ世界中で最も積極的に栽培されている)をベースにしているとのことです。

これらこそ、人間の食事の主要な部分となり、地球全体で食べ物から得られるカロリーの、じつに42.5%を占めています。

2.人間に対するタンパク質供給源としての貢献度では、トウモロコシ・米・小麦の合計が、魚と畜産物に続いて2位となっています。小麦だけをとってみても、鳥・豚・牛肉を合わせた量よりも多くのタンパク質量を供給しています。全体として、人間は、タンパク質の最大50%、炭水化物の70%、脂肪分の15%の脂肪を穀類食品から摂っているのです。

3.エンドウ豆・インゲン豆・レンズマメに含まれるタンパク質の量は20-24%で、牛肉(18.6%)を上回っています。エンドウ豆・インゲン豆・レンズマメ・大豆は、血流を良くする効果があるとの調査もあり、時に「人口肉」を作るのにもつかわれます。これらに含まれるタンパク質は23-24%、脂肪分が2%、炭水化物が52%で、またアミノ酸の成分では、肉とよく似ています。

4. かつて、狩猟採集社会時代、穀物は濃密で保存しやすいエネルギーおよび栄養源でした。たとえば歴史上の研究によると、中東ではじめて栽培された植物の中には数種類の小麦が見られます。その小麦から、2500年間で現在の小麦(軟質)の姿になってきたのです。米とトウモロコシについても、似たような研究があります。9000-3000年前の東アジアと西アフリカで、自生していた祖先から、現在ある種類の米が開発されました。または現存する2500種類のトウモロコシの商用種の祖先は、テオシントという植物で、7000年前に中米で発生したものでした。太古の人々は穀物を食べ育てるだけではなく、農業としての効率を増すためにかんがいも行っていました(8000年前のメソポタミア、3000年前の中国など)。

5. 昔は穀物は加工せずそのまま、または最低限の加工を加えるのみでしたが、今では穀物と粉が重要な食品とされています。これらが世界中で人々の食事の基本となっており、ロシアでは穀物や粉を使った食べ物が、昔から伝統料理として存在しています。